[iOS 8/Xcode 6] BotsでCIしよう(3) – ブラウザからの操作
Bots × ブラウザ
前回の記事ではOS X ServerでのCI環境を作って、XocdeからのBotの作成から結果表示までをしました。
他のCIツールと同様にブラウザでの表示もサポートされ、開発者以外も表示や設定が可能です。Xcode版や以前のバージョンとの比較を中心にどんな違いがあるのかを見てみます。
環境
- Xcode 6.x
- Server 4.x
- Mac OS Yosemite
Viewの紹介
表示まで
方法1 - XcodeからはReport NavigatorでBotのコンテキストメニューからView Bot in Browserを選択します。
方法2 - CIサーバーのルートURLを直接ブラウザで表示させてもBotsの画面になります。随分すっきりしています。以前のバージョンではXcodeと同様の操作ができたのですが、完全にサマリのViewに特化しているようです。スクショはホーム画面です。
フィルタ
以下の内容で表示がフィルタリングされます。
- Latest : 直近のもの
- Failed : 失敗したもの
- Success : 成功したもの
- Flagged : 詳細画面でフラグを立てたもの
詳細
詳細とはいえ、コミットしたのが誰か、 iOSなのかMacなのか、それとフラグ設定くらいが追加で表示される程度です。。なおここで設定したフラグがフィルタのFlaggedで表示されます。
Big Screen
黒バックの画面で各プロジェクトのサマリが交互に表示されます。共有の大きいモニタやTV、プロジェクタで常に表示させる用途で使うと誰かが気づく&絵面的に映えそうです。
Xcode版とブラウザ版(新/旧)のBotsの機能比較
ブラウザとBotsの機能の違いをまとめます。"ブラウザ/Server 3.x系" は古いバージョンです。
Xcode | ブラウザ/Server 4.x系 | ブラウザ/Server 3.x系 | |
---|---|---|---|
言語 | 英語 | 英語 | 日本語(日本語環境にて) |
プロジェクト表示 | 開いているプロジェクトのみ | 全てのプロジェクト | 全てのプロジェクト |
Bot の新規作成/編集 | ○ | × | ◯ |
Integrate の実行 | ○ | × | ◯ |
Integrate 結果の表示 | ○ | △ ※1 | ◯ |
アーカイブのダウンロード | ○ | × | ◯ |
※1 表示はサマリのみ
以前のXcodeサーバー3.x系のブラウザ版とくらべて大幅に機能が削られています。もうサマリの表示しかできません。随分と割り切りました。
まとめ
バージョンアップしたServer 4.x系では随分思い切った機能の削減がされました。情報量が減った分、どのロジェクトで大枠で何が失敗してるのか、大事なところを見やすくしてるのだと思われます。
既存のCIツールとの差別化をより進めている印象を受けました。